キャベツ
どんなもの?
キャベツ(cabbage)は、ヨーロッパ原産のアブラナ科の一年生または二年生葉菜で、古くから世界各地で栽培されています。日本では出荷時期によって、冬キャベツ11月~3月、夏秋キャベツ7月~10月、春キャベツ4月~6月に分類されている。別名:甘藍(かんらん)
カロリーは100gあたり・・・(生)23kcal、(茹で)20kcal
成分としては、水分が92.7%、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛、銅、モリブデン、食物繊維などを含みます。
キャベツのビタミンCは淡色野菜の中ではトップクラスで、ハクサイの約2.2倍含まれます。ビタミンCには抗酸化作用、免疫力の向上、ストレスへの抵抗力を高める作用があります。また、胃腸薬にも配合されているビタミンU(S-メチルメチオニン/キャベジン)が豊富で、こちらは胃腸障害の改善に有効です。
キャベツにはアブラナ科に共通の成分である、グルコシノレートが含まれ、噛んだりすることで野菜の細胞内に含まれる分解酵素と混じりあい、抗がん作用のあるイソチオシアネートという物質に変化することから、がん予防効果も見込めます。かつてアメリカの国立がん研究所が中心になってまとめた、天然の植物中に存在する、がん抑制作用がある食品群のリスト(デザイナーフーズ・ピラミッド)にキャベツはランクインしています。
効果効能
胃腸障害の改善、消化促進、便秘の改善、免疫力向上、動脈硬化の予防、二日酔い、がん予防。
注意点
ビタミンUは熱に弱いので生食の方が効果的です。
キャベツ(生)100gあたりの栄養成分表
水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 廃棄率 |
92.7g | 1.3g | 0.2g | 5.2g | 0.5g | 15% |
ビタミンA | B1 | B2 | B6 | B12 | ナイアシン | |
レチノール | βカロテン | 0.04mg | 0.03mg | 0.11mg | 0μg | 0.2mg |
0μg | 49μg |
葉酸 | パントテン | ビオチン | C | D |
78μg | 0.22mg | 1.6μg | 41mg | 0μg |
E | K | ナトリウム | カリウム | カルシウム | |||
α | β | γ | δ | 78μg | 5mg | 200mg | 43mg |
0.1mg | 0mg | 0mg | 0mg |
Mg | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン | ヨウ素 |
14mg | 27mg | 0.3mg | 0.2mg | 0.02mg | 0.15mg | 0μg |
セレン | クロム | モリブデン | 食物繊維 | 脂肪酸 | コレステロール | |||
0μg | 1μg | 4μg | 水溶性 | 不溶性 | 飽和 | 一価 | 多価 | 0mg |
0.4g | 1.4g | 0.02g | 0.01g | 0.02g |